鍋(ストウブ)で毎日ご飯を炊く

私は炊飯器を手放しました。

炊飯器から異音がするようになり、買い替えを検討していたのですが、とにかく種類が多くて選ぶのが面倒くさい。

私は白米か炊き込みご飯しか炊かないので、そんなたくさんの炊きモードもボタンも要りません。

急速炊きコースも仕上がりがイマイチなのと、結局20分くらい掛かって全然速く感じないので、ほとんど使いません。

そんな時ふと、キャンプの時はいつもカセットコンロにストウブ (鍋) で15分ほどでご飯を炊いていることに気づき、

自宅でも毎日鍋でご飯を炊けば、炊飯器が無くても大丈夫では?と思い、

まずは(心配だったので)炊飯器は捨てずにキッチンの棚から撤去して、ストウブ炊飯生活に切り替えてみました。

購入した炊飯用鍋(ストウブ)

すでに持っているストウブと同じなのもつまらないですし、おそらくご飯を炊くことにしか使わないので、炊飯専用のストウブ「ラ ココット de GOHAN」で迷いはありませんでした。

我が家は通常3合、カレーの時は4合炊きますし、具だくさんのピラフや炊き込みご飯も作りたいので、直径20cmのLサイズ(5合炊き) を選びました。

3合だと、炊き上がりがちょうど鍋の高さの半分くらいでちょうど良いサイズだったと思います。

購入後1週間、ストレス無くストウブ炊飯生活が続けられたので、もう大丈夫と判断し、無事炊飯器を処分できました。

鍋(ストウブ)炊飯のメリット

ストウブ炊飯に切り替えて良かった点を挙げます。

ご飯が美味しい

ストウブで炊いたごはんは、キャンプ場じゃなくても変わらず美味しいです。

たまにできるお焦げは、家族みんなで取り合いになります。

キッチンが広くなる

炊飯器はキッチンの棚のかなりの面積を占有します。

蒸気が上がるので上方を開放しなくてはならないし、蓋の開く方向で置き方も限られます。

我が家の炊飯用ストウブは、ほぼ毎日使うため洗った後IHコンロに置きっぱなしです。

炊飯器が無くなったおかげで、盛り付け用のお皿を置いたり、レシピ本を広げたり、その日調理する食材を並べたり、一時置きのスペースが生まれました。

パーツが少ないので洗うのが楽

炊飯器は、蒸気口の部品や本体など、釜以外のパーツのお手入れも必要です。

ストウブは鍋本体と蓋だけ、しかも丸洗いできますし、炊飯専用だと余計な油汚れもなく、へばりついた米はしばらく水につけておけばスルッと取れるので、洗うのが本当に楽です。

おひつ代わりになる

ストウブは鉄製なので鍋全体が冷えやすく、冬場の寒い時期なら、炊き上がった後そのまま一晩放置して翌朝食べることもできます。

余分な水分は蓋の裏側に保持されるため、まるでおひつに保管していたかのように翌朝美味しく食べられます。

鍋(ストウブ)炊飯のデメリット

一方でストウブ炊飯の難しい点も挙げます。これらを負担に感じないなら、ストウブ炊飯は本当にお勧めです。

予約できない

当然ですが、朝のうちにセットしておいて、夜ごはんの時間に合わせて炊き上げる、といった火にかける瞬間を予約することは不可能です。

火にかける時間はタイマーを使えば良いですが、大抵のコンロの場合、火にかけてから沸騰した後、弱火にするのは手動で対応しなくてはならないと思います。

ストウブ炊飯を日常にするためには、各ご家庭のコンロの火力によって何分くらいで沸騰するかを把握する必要があります。

私は、まず強火(IHコンロ火力6)でタイマー16分にセットしてからキッチン内で別のことをしてます。

※キッチンを離れてしまうと沸騰に気付かず強火のまま炊き上げられガッツリ焦げます!、、が、食べられないほどでは無いので、タイマーさえ忘れなければ何とかなります。

すると5分ほどで沸騰してきて、ごはんの匂いや吹きこぼれの音に気づいてから、弱火(IHコンロ火力2)に設定し、その後は放置しています。

このように、各家庭でちょうど良い火力と沸騰するまでの時間が分かれば、タイマーを設定することである程度は自動化可能です。

慣れてしまえば、そこまでデメリットには感じないかと思います。

米を事前に研いでおく必要がある

火にかけている時間は15分間ほどなので、炊飯器の高速炊きと変わらないくらいの時間ですが、ストウブ炊飯のレシピでは、米を研いで30分程度ザルにあけておくのが基本です。

とはいえ、研いですぐ火にかけても炊くことはできます。10分程度置くだけで、それなりの仕上がりになりますし、よほど味にこだわらない人でない限りあまり気にしなくて良いかと思います。

コンロを15分間占有する

一番慣れるのに時間がかかったのが「コンロを占有してしまう」点です。

我が家はコンロが2個しか無いので、スープや煮込みのおかずを作りつつ、炒め物をする場合、コンロが足りません。

この場合、スープを先に仕上げておくか、スープを作りながら炊飯し、15分で炊き上がってから蒸らしの間に炒め物をする、という段取りで対応しています。

最近では「アラジントースター」を導入したため、あまり困ることは無くなりました。

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